衰退か成長軌道か、分水嶺の選挙と渡辺氏

2012年12月04日 11:00

 みんなの党の渡辺喜美代表は3日の記者会見で、今回の選挙は「日本の長期衰退がさらに続くのか、再び成長国家への軌道に戻るのか、分水嶺の選挙になる」と選挙の意義を語った。

 そのうえで、渡辺代表は「民主が駄目なら自公では、しがらみ、利権集団相手の政治、日本衰退の政治になる」とけん制し、「みんなの党は闘う党だ」とした。

 また、野田佳彦総理が今回選挙で重複立候補を予定していることについて「党首たるもの選挙区を目指さずしてどうするんだ。落選すればタダの人。そういう覚悟で私は今回の選挙に臨む。野田総理の重複立候補。ま、覚悟のない話だと思う。総理が比例でひっかかって当選するというようでは、民主党の人たちはうかばれないでしょう」と野田総理には覚悟がないと批判した。

 渡辺代表は、この日、これまでの原子力政策を全面的に改めるとし、原発に対する補助・助成は行わない。事故が生じた場合の損害も電力会社が全て負担する。廃棄物処分の先送りは認めない。最終処分まで適切にメドがたった場合のみ、原発稼動を認めるなどとした。(編集担当:森高龍二)