厚生労働省がまとめたところによると、4月時点での生活保護受給世帯、受給者ともに、3月より減った。こうした中、高齢者世帯、特に単身世帯での受給者の増加が目立っている。
厚労省によると、生活保護世帯は163万2271世帯となり、前月より3122世帯減った。ただ、前年同月比では1万1347世帯増加している。一方、生活保護受給者は215万877人と前月より1万3277人減少。前年同月比でも1万2537人減少した。
世帯状況別にみると、前月に比べ減少したのは傷病者・障害者世帯で3305世帯減り42万9862世帯。母子世帯も1441世帯減り9万9483世帯、その他の世帯が1945世帯減り26万4227世帯になっていた。
一方、高齢者世帯では2人以上の世帯では113世帯増えて7万8812世帯。単身世帯は3743世帯増えて75万1700世帯になった。高齢者世帯が生活保護世帯の51.1%を占めた。(編集担当:森高龍二)