ODA関係者93人南スーダンから退避完了

2016年07月14日 11:31

 外務省は南スーダンからODA関係者93人がケニアの首都ナイロビに退避したと13日夜発表した。

 南スーダンの首都・ジュバ市は今月7日以降、政府側と元政府側との間で銃撃戦が相次ぎ治安情勢が急激に悪化していた。このため政府はジュバ市滞在のODA関係者を南スーダンから退避させる準備を進めていた。

 外務省によると「13日夜9時25分(現地時間で午後3時25分)にチャーター機により、ナイロビに無事退避した」としている。

 外務省では「現在、現地の情勢は比較的落ち着いている模様だが、引き続き現地情勢には注視が必要」とし、「政府としては南スーダン共和国の平和と安定が一日も早く回復することを期待する」としている。

 南スーダンについては治安情勢の悪化を受けて、全土に対し、日本政府は危険情報をレベル4(退避勧告)にし、退避並びに渡航しない事を指示している。(編集担当:森高龍二)