ジョンソン英外相に早期に会いたい 岸田外相

2016年07月21日 08:07

 岸田文雄外務大臣は20日夕、英国のボリス・ジョンソン新外相と電話会談したのを受けて臨時の記者会見を行い「英国のEU離脱については予測可能性を高め、企業の円滑な活動を確保するためにも英国とEUとが協調し、交渉の見通しを明確に示してほしい」と要請したとした。

 ジョンソン新外相からは「EU離脱については今後、基本方針を策定してEUとの関係について方向を示したい」との説明があったという。

 また、「ジョンソン外相は日系企業への対応は我々の第一の優先事項で、英国は日本からの投資を重視しており、開かれた市場であり続けるべく取り組んでいくとの考えが示された」と語った。

 また、岸田外相は「ジョンソン外相から日英関係強化に強い意欲が示され、日英両国がアジアを含む国際社会でのルールに基づく平和と繁栄に引き続き積極的に貢献していくことで一致した」とも語った。

 岸田外相は「私にとってのカウンターパートであるジョンソン大臣とは是非、しっかりとした信頼関係をつくって意思疎通を図っていきたい。できるだけ早い機会に直接お会いする機会を持てればと思っている」と早期に直接に会う機会を持ちたいとした。(編集担当:森高龍二)