岸田文雄外務大臣は15日の記者会見で、憲法9条(戦争の放棄規定)の改正について、記者団から、岸田外相は昨年10月の宏池会会合で『当面、憲法9条の改正は考えない』という発言をしていたが、今も、この考えに変わりないのか、と質問され「考え方は変わっていない」と答えた。
岸田外務大臣は「憲法に関しては、総理も発言しているように、今後、国会で議論が深められていくものと考えている」とし「憲法議論はそれぞれの条項ごとに判断されるものであると考えている」と語った。
また「まず国民のしっかりとした理解の下、議論が深まることを期待したい」と憲法9条の改正については当面考えにないこと、それ以外の条項についても、それぞれの条項毎に判断、議論されていくものとの考えを示した。
記者団が今回の参院選で、参院でも憲法改正勢力が3分の2になったことで、外相の考えに変化はないのか質したのに答えた。(編集担当:森高龍二)