安倍晋三総理は27日に福岡市内で開かれた一億総活躍・地方創生全国大会での講演で、今回の参院選挙について、32ある1人選挙区の結果は全体では政府与党は21勝11敗だったが、日経新聞の出口調査によると、20代のみでは31勝1敗。逆に60代のみでは17勝15敗だったと興味深いデータを語った。
安倍総理は「私も実は60代ですが、よくもまぁ、同じ世代にこれだけ嫌われたものだ、とがっくりしております」と話した後「いいニュースもあります」と切り返し「ある世代では31勝1敗。ほぼ全勝。皆さん、どの世代だと思われるでしょうか。20代であります。感謝を申し上げたいと思います。20代だけではありません。NHKの出口調査によれば、10代や30代でも40%以上の人が自民党に投票をしていただいております」と若者世代から多くの支持を得ていると語った。
安倍総理は「10代、20代、30代で強かったということが言いたいわけですが、これから日本を担う若い皆さんが日本のかじ取りを私たちに託してくれた。本当にうれしく思う。同時に、大きな責任を感じている。若者たちと共に力を合わせ、輝かしい未来を切り開いていく。その決意を新たにしている」と強調した。
今回の参院選では安保法制や憲法改正に重きを置いたか、経済政策、子育て・教育を主に置いたか、また、戦中・戦後一けた生まれの世代か、高度成長期の親の下に生まれ、育った世代かでも支持政党選択に差が生じていることは確かだ。(編集担当:森高龍二)