野党統一候補に一定の成果と敵陣成果認める

2016年07月14日 10:01

 自民党の山本一太元沖縄北方担当大臣が自身のブログに、今回の参院選挙での野党統一候補について「参院選1人区に野党統一候補を擁立するというシステムが一定の効果を上げたことは間違いない」と綴った。

 山本氏は「今回、野党間の連携がなかったら、どう考えても1人区は自民党の圧勝だった。 参院選の結果を踏まえると、次回の衆院選挙(小選挙区)にも民共合作の候補者が出現すると考えておいたほうがいい。そうなった場合、与党候補が苦戦を強いられる選挙区は倍増する」と警戒した。

 また、13日のブログでは「次回(3年後)の参院選挙では、1人区でさらに厳しい戦いを強いられる可能性が高い」とも書いた。

 山本氏は、また自民党参院議員会長について「参院議員会長選挙はオープンにやるべき」と参院自民党の幹部人事が参院選の直後に報道されたことに「不愉快」と不快感を露わにした。

 山本氏は「参院議長は良識の府と呼ばれる参院の顔だ。新たな参院のシンボルとなるひとには、参院議員としての理念や哲学、参院のあるべき姿を仲間の議員たちの前で、国民の前で語っていただきたい。衆院議長に勝るとも劣らない人物であることを内外にアピールして欲しい」と発信している。党の幹部が山本氏のブログを見ていると思われるが。(編集担当:森高龍二)