民進党は政策、党名浸透に立ち遅れ 連合事務長

2016年07月12日 11:16

 連合の逢見直人事務局長は参院選挙の結果を踏まえて「今年3月に民主党は維新の党と合流し、民進党を結党したが、政策や党名の浸透に立ち遅れ、一強政治からの脱却を求める国民の思いを受け止める受け皿とはなり得なかった」とする談話を発表した。

さらに「事実上野党候補を一本化した32の1人区で接戦を勝ち抜いた選挙区が複数あったものの、保守基盤を崩すには至らず、取り組みの検証が必要」と民進党に対して検証を求めた。

 一方、連合は比例代表選挙に12人の組織内候補を擁立、組織を挙げての闘いを進め、8人当選となった。この結果をすべての働く者のための政策実現に向けた力につなげていくとしている。

 逢見事務局長は「選挙権年齢が18歳以上へ引き下げられた。これまでわが国において欠如してきた主権者教育に選挙権年齢引き下げで焦点が当てられたことは大きな前進」と評し「今後、さらなる推進が求められる」と主権者教育が進められることに期待した。(編集担当:森高龍二)