2016年上半期の家電量販店のスマホアクセサリー販売は、数量では前年比1%減となるも販売金額では8%増に

2016年08月01日 08:24

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GfK ジャパンは、家電量販店におけるスマートフォンアクセサリーの販売動向を発表した

 GfK ジャパンは、家電量販店におけるスマートフォンアクセサリーの販売動向を発表した。

 それによると、2016年上半期(1-6月)の家電量販店におけるスマートフォンアクセサリー販売は、数量では前年比1%減となるも、レザータイプのケースや耐衝撃タイプの液晶保護フィルムといった高単価製品の拡大により、販売金額では8%増となった。カテゴリ別にみると、ケースは数量で前年並み、金額では前年比7%増、また、液晶保護フィルムは数量で同6%増、金額で同30%増と堅調であった。この一方で、モバイルチャージャーを含む充電器は数量前年比8%減、金額前年比5%減と縮小した。コネクタ形状が同じであればスマートフォン買い替え時に新たに充電器を買い替える必要が無いことやスマートフォン自体のバッテリー性能が向上していることが背景にあるという。

 また厳しい状況にある充電器だが、直近では需要を喚起する明るい要素があった。「Pokemon GO」の配信開始である。配信が開始された7月22日以降販売が伸びており、直近週(7月18日~7月24日)の販売数量は前年の1.6倍、販売金額は1.9倍となった。

 充電器はAC電源、DC電源タイプを含む充電ケーブルと乾電池、ソーラー電池、リチウム充電池タイプを含むモバイルチャージャーに分かれるが、特に外出先で使用しやすいリチウム充電池タイプが数量前年比で2.5倍、金額前年比で2.8倍と大きく伸長した。バッテリー容量別にみると、容量が大きい商品が人気を集めており、5,000mAh以上の数量構成比は前年同週から14%ポイント、前週から10%ポイント上昇し6割強を占めた。高価格帯製品の販売増により、充電器の平均価格は1週間で約2割上昇したとしている。(編集担当:慶尾六郎)