MMD研究所は、スマートフォンを所有する20~69歳の男女565人を対象に「2016年上半期スマートフォンアプリコンテンツに関する定点調査」を実施した。
まず、スマートフォンを所有する20~69歳の男女565人にSNS、コミュニケーションツールの利用状況を聞いたところ、SNSで「現在利用している」という回答が最も多かったのは「Facebook」で41.4%、次いで「Twitter」が40.5%、「Instagram」が20.4%となり、2015年の調査同様「Facebook」が減少、「Instagram」が増加傾向にあることがわかった。
続いて、コミュニケーションアプリ以外で2016年に最も使ったアプリのジャンルを聞いたところ、「天気」が15.9%と最も多く、次いで「ゲーム」が11.7%、「SNS」が9.0%となった。2015年7月の調査と比較するとゲーム、SNS、動画は減少、天気とニュースは増加傾向にあることがわかった。特に「天気」に関しては6.3ポイント増となった。
スマートフォンを所有する565人を対象に、ニュースアプリについて聞いたところ「利用している」と回答した人は65.0%だった。続いて、ニュースアプリ利用者(n=367)に、よく利用しているニュースアプリを聞いたところ、「Yahoo!ニュース」が66.8%と最も多く、次いで「SmartNews」が23.7%、「LINE NEWS」が18.5%となった。
iPhone、Android端末所有者(n=558)に、スマートフォンでの音楽視聴について聞いたところ、iOSユーザー(N=244)の71.7%、Androidユーザー(N=314)の45.9%がスマートフォンで音楽を聴いていると回答し、2015年の同様の調査と比較すると、iOS、Androidともに増加傾向にあることがわかった。
続いて、スマートフォンで音楽を聴いていると回答したiOSユーザー(N=175)とAndroidユーザー(n=144)を対象に、音楽の利用状況を聞いたところ、iOSユーザーは「購入したCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」が48.6%と最も多く、次いで「iTunes Storeから購入して聴いている」が45.7%、「YouTubeなどの動画サイトで音楽を聴いている」が45.1%となった。
Androidユーザーでは、「YouTubeなどの動画サイトで音楽を聴いている」が45.8%と最も多く、「購入したCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」が36.8%、「レンタルしたCDからスマートフォンに取り込んで聴いている」が27.8%となった。
ちなみにiOSユーザーの23.4%が定額制音楽配信サービスで音楽を聴いていると回答し、2015年7月と比較すると14.3%増、Androidユーザーにおいては、13.2%で2015年と比較すると4.2%増えていることがわかったとさいている。(編集担当:慶尾六郎)