経済のみならず各般の政策を強力に実行へ 総理

2016年08月02日 08:15

 自民党の細田博之幹事長代行は党役員会後の1日夕の記者会見で、安倍晋三総裁(総理)が3日に内閣改造と党役員人事を合わせて行うので、一任願いたいということで、役員会は一任することを確認。また総理は「2日は経済対策を決定する。アベノミクスを一層加速してデフレからの脱出等、これから経済成長を最大限まで引き上げていかなければならない。経済のみならず各般の政策を強力に実行し、先の参議院選挙での国民の皆さんの負託に全力で答えなければならない」旨の話があったとした。

 また、安倍総裁は都知事選について「自民党にとって残念な結果となった。ご尽力いただいた都連関係者の皆様に御礼を申し上げたい」としたうえで「4年後に迫った東京オリンピック・パラリンピックを成功させるために、今回示された民意をかみしめながら、ともに力を合わせて取り組んでいきたい、と語った」と紹介した。

 都知事選に当選した小池百合子元防衛大臣が、増田寛也氏の推薦を自民党が決めたにもかかわらず出馬したことについての責任を問うより、自民党総裁としては「ともに力を合わせて取り組んでいきたい」としていることから、細田幹事長代行も「(総理はオリンピック・パラリンピックの成功のために)一緒に努力するという趣旨ではないか。それ以上具体的にはほとんど何も言っておりません」と述べ、処分について慎重な姿勢をうかがわせた。(編集担当:森高龍二)