安倍晋三総理は8月3日に内閣改造を行うと閣僚懇談会で表明し「強力な布陣にする」と強調した。強力な布陣について、自民党の稲田朋美政調会長は雇用改革や社会保障改革など「難しい改革を進める正念場を迎える」ことから、強力な布陣で臨むという趣旨だろうとの受け止めを示した。
稲田政調会長は「未来への投資と同時に成長戦略、構造改革を進めていくということ。特に党から産業構造改革・雇用改革・人材育成一体改革を政府・与党で進めるということを提言し、政府案の中にも書き込まれた。様々に党の中でも議論があり、社会保障改革も加速化していく必要があろうかと思う。そういった丁度正念場で難しい改革を進める時期だというふうに思う」と語った。
また、記者団から、閣内に入って、仕事をする気はないのかと聞かれ「自分は人事権者でもないので、自分が何か言うのは本当に僭越だが、選挙の時に約束したこと、安倍政権の経済政策、経済再生に向けた正念場だと思う。成長に向けた構造改革や規制改革で難しい改革が残っていると思うので、どういう立場にいようともしっかりと進めていきたい」と閣内、閣外いずれにせよ、公約実現に努めるとした。(編集担当:森高龍二)