ロシア・極東は格好の日露共同作業の場と総理

2016年09月04日 09:28

 鈴木貴子衆院議員はウラジオストクで安倍晋三総理とロシアのプーチン大統領が首脳会談を行った際の「首脳会談を終えての一幕」だとして、両国首脳のやり取りの6分間の動画をブログにアップし、紹介した。

 安倍総理は、この中で、プーチン大統領に対し「大きな潜在力を有するロシア・極東地域の開発はロシアにとっても最優先課題のひとつであると認識している」と話し「アジア・太平洋地域の成長は世界経済のけん引役」であり「ロシア・極東地域は格好の(日露)共同作業の場であり、その玄関口にあたるウラジオストクでの国際経済のフォーラム開催は時期を得たもので、大統領のイニシアティブに敬意を表したい。日本も支持する」と話していた。

 また「隣国である日本も、地域での日露協力を強力に推し進めていく考えです」と伝えた。また「両国関係を発展させていくために、様々な分野で議論を進めていきたい」とも語っていた。

 プーチン大統領は「日本企業はじめロシア・極東に進出している企業関係者とお会いした。ビジネスとして今後とも発展させるため、政府が後押しすることはとても重要と思う。また安倍総理からソチ訪問時に色々提案してもらったものを、まじめに検討している」と語った。

 安倍総理はソチでの会談時に、健康寿命の伸長、快適・清潔で住みやすく活動しやすい都市作り、中小企業交流・協力の抜本的拡大、エネルギー、ロシアの産業多様化・生産性向上など8項目を提案していた。

 そして、今回の会談では「中小企業交流の拡大、エネルギー協力、極東の産業振興・輸出基地化を始め、協力の具体化に向けた議論を深めていくことが確認された」(外務省)。(編集担当:森高龍二)