抗マラリア薬にアレルギー、南スーダン訪問中止

2016年09月16日 08:09

南スーダン訪問を17日に予定していた稲田朋美防衛大臣が、抗マラリア薬服用の副作用によると思われるアレルギー症状を発症したため、医師と相談の結果、南スーダン出張を中止することになった。

 稲田防衛大臣は米国でパタクセントリバー海軍航空基地を視察し、戦略国際問題研究所(CSIS)での講演や日米防衛相会談の日程をこなした後、16日、南スーダンへ向かう予定だった。

 薬の副作用でアレルギー症状が出たため、16日の米国での日程をこなし、帰国の途に着く。17日帰国する。

 稲田防衛大臣は26日召集される国会を控え、安保法制に基づく『駆けつけ警護』や『宿営地の共同防護』など新たな任務を今後予定される南スーダンPKO活動で自衛隊派遣時に付与する必要があるのか、どうかの状況を自身の目で確認するためにも、訪問する日程調整をしていた。南スーダンでは派遣施設隊の活動状況の把握と隊員への激励を予定していた。(編集担当:森高龍二)