野田幹事長は極めて真っ当な保守政治家 石破氏

2016年09月24日 18:23

 自民党の石破茂前地方創生大臣が民進党の野田佳彦幹事長について「幹事長就任には様々なご見解を頂いております。概して否定的なご意見が多いように見受けられますが、私は民進党の中では野田氏は極めて真っ当な保守政治家であると認識しています」とブログに書いた。

 石破氏は「私が小泉内閣で防衛庁長官在任中、新年恒例の陸上自衛隊習志野駐屯地第一空挺団の初降下(パラシュート降下)行事に臨席したが、当時落選中であった野田氏がたった一人で出席していたことに深い感銘を受けた。議席が無い立場で出席するのは随分と複雑な感情があったことと思いました。その時以来、制服自衛官を父君に持つが故の、自衛官やそれを支えるご家族に対する深い愛情に基づく現実的な安全保障論を彼と戦わせることが出来る日が来ることを期待していました。それだけに、野田内閣の防衛大臣に、全くの門外漢である一川保夫氏、続いて田中直紀氏が就任した時には心底驚愕したものです」と当時の感情を表現した。

 石破氏は「両氏とも中途で更迭されましたが、野田氏の人を見る目に大きな疑問を持った」と酷評した。そのうえで「4年の雌伏の時を経た野田氏の手腕に敢えて期待したい」とエールを送った。(編集担当:森高龍二)