民進党の幹事長に野田佳彦前総理が就任した。民進党の最高顧問から、党運営の「要」に復帰した。蓮舫代表にとっては親父的存在。与野党の幹事長会談でも存在感をアピールできそう。
野田幹事長は記者団に「代表から要請を受けたが最初は即答で断った。それでもなおいろいろと説得があり、いろいろあったがお引き受けした以上はとことん幹事長として新代表を支えて党勢の拡大に努めていく」と語った。
野田幹事長は「役員人事、予算委員会の弾込め、委員会の配置等含め、臨時国会への対応を早急にしなければいけない」とし「衆院補欠選挙が東京と福岡である。大変ハードルの高い厳しい選挙だが、新体制で臨む最初の選挙になるのでしっかり戦っていきたい。その準備も行っていく」と語った。
26日からの国会対応では「野党というのは政権をチェックするのが一番の機能」とし、中でも補正予算について「そもそも21.1兆円の経済対策はかなり水増しがあるように思う」とした。提案する民進党の姿を示していくとみられる。
また野田幹事長は「自分の政治人生のある意味での『けじめ』として、多くの苦労をしている仲間たちがもう一度国会に戻って来るように、あるいは今、民進党の旗のもとに集って来ようという人たちがしっかりと戦っていけるように、環境整備をするのが今回の私の一番の仕事だと思う」と語った。野田幹事長は「重たい責任ではあるがしっかりと責任を果たしていきたい」と重責の一歩を踏み出した。(編集担当:森高龍二)