稲田防衛大臣 ありのまま語る

2016年09月25日 18:19

 稲田朋美防衛大臣は24日午後の記者会見で、普天間飛行場の代替施設を名護市辺野古に建設することについて、沖縄県の翁長雄志知事との会談では「知事は今まで、ずっと主張されていたことと同じ主張をされた。『断固阻止したい』ということでした」とありのままを語った。

 そのうえで、自身も「安倍政権の方針として辺野古移転という方針には変わりはない」ということを伝え、「そこは平行線というか、従来どおりの主張をしたということです」と語った。

 一方で「翁長知事から様々お話をいただいた。単に今の問題のみならず、この歴史的な沖縄の抱えている問題でありますとか、思いとか。私の方からも、やはり、しっかり信頼関係を築いていくことが本質だし、物事を解決する上での前提ということも申し上げ、お話をした」と語った。

 米軍北部訓練場でのヘリパッド建設に絡み、自衛隊ヘリを使って現場への重機搬送をしたことに関しては「陸路で行ければそれに越したことはないわけですので、そういうことができない、他に方法がなかったということを御理解してもらいたいというふうに思っています」と述べた。(編集担当:森高龍二)