稲田朋美防衛大臣は23日、24日の日程で防衛大臣就任後、初めて沖縄を訪問する。翁長雄志知事と面談するほか、米軍北部訓練場のヘリパッド建設を巡り、逮捕者が出るなど反対活動も活発化している中、北部関係市町村長との懇談や中部関係市町村長との懇談、那覇基地の視察なども予定している。また、沖縄本島を上空から視察する。
防衛省が発表した。稲田防衛大臣は米軍普天間飛行場の名護市辺野古への代替施設建設に理解を求めるほか、ヘリパッド建設についても、沖縄の負担軽減につながるとして、地元の理解を前進させたい意向だ。
当初は今月10日、11日の日程で沖縄を訪ねる予定だったが、北朝鮮が今年2回目の核実験を9日に実施したことから、予定を変更して、日程調整を進めていた。
ヘリパッド建設については、自衛隊のヘリを使って大型建設機材を建設現場に搬送したことに対しても反対住民らが強く反発している。機動隊動員についても政府の手法が強引すぎるとの批判も出ている。
稲田大臣は「この沖縄の問題、辺野古の問題も含めて、沖縄の皆様、国民の皆様方に理解いただけるようにしっかり説明していくことが重要だと思っている」と記者会見で話していた。(編集担当:森高龍二)