対話の姿勢を強調 沖縄訪問中の稲田防衛大臣

2016年09月24日 09:51

 沖縄県入りしている稲田朋美防衛大臣は23日の記者会見で、普天間飛行場の名護市辺野古への代替基地建設のための辺野古沖埋め立てを巡る裁判で、沖縄県が最高裁に上告したことについて「裁判とは別に県側と意見交換を続けていく」考えを強調した。

 稲田防衛大臣は「高裁の判決は国側の主張をほぼ認めた形だったが、今回、沖縄県側が上告をされたので、沖縄県側の主張を精査し、国として主張することになる」とした。

そのうえで「和解の中でも書かれていたように、訴訟手続きと平行して、しっかり協議を続けるということは重要というふうに思う。24日も知事とお会いするので意見交換したい」と対話の姿勢を強調した。

稲田防衛大臣は翁長雄志知事との会談では「歴代防衛大臣も沖縄の重要性、それから、安倍政権が負担軽減についても、真摯に向き合って、一つ一つ、目に見える形で行ってきたこと、これからも行っていくことなども話をしたい」と理解を得られるよう努めていくとした。(編集担当:森高龍二)