トヨタがプリウスから派生する新型SUVの「CH-R」日本仕様の概要を発表した。グレード体系は、プリウスと同じ1.8リッター・ハイブリッドシステムを搭載した「G」「S」、1.2リッター・4気筒ターボエンジンを搭載した「G-T」「S-T」の計4グレードを設定する。また、全車に衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を標準装備する。
11月上旬からWebで先行商談受付を開始し、全国のトヨタ店、トヨペット店、トヨタカローラ店、ネッツ店を通じて2016年年末に発売するという。
C-HRは、2014年パリモーターショーでのコンセプトカー初出展以来、2015年開催の第66回フランクフルト国際モーターショーなど、欧州を中心に披露。日本では、第44回東京モーターショー2015での出展。今回、市販モデルの日本仕様初公開となる。コンパクトSUV市場規模は、ここ4~5年間で約2倍に拡大しており、グローバルに伸長しているコンパクトSUV市場に新型を投入することで活性化を狙う。
デザインのコンセプトは、「センシュアルスピード・クロス」。スピード感あふれるボディ、SUVのたくましい足回りを表現したほか、質感・形状・色など細部にこだわり、大人の感性に訴える意匠を追求した。
走りのコンセプトは、「我が意の走り」。TNGA(Toyota New Global Architecture)の取り組みにより、低重心パッケージや高いボディ剛性を実現。優れた操縦安定性・快適な乗り心地を達成した。さらに、欧州をはじめとする国内外のサーキットコースなどで走行テストを重ねるなど、走りを徹底的に鍛え上げた。
なお、発売に先駆けて、11月26日(土)に富士スピードウェイで先行試乗会を予定している。試乗会参加受付の締め切りは10月23日、トヨタのホームページで申し込める。(編集担当:吉田恒)