次期大統領にケンカ売る話になりかねない

2016年11月10日 09:12

 民進党の野田佳彦幹事長は政府・与党がTPP採決を急ぐ姿勢に「(次期米大統領に選出された)トランプ氏はTPPからの撤回を強く言っている方であり、その時にわざわざTPPを強行採決までやるという。本当にそんなことをやっていいのか。茶番ではないか。新しい大統領にケンカを売るような話にもなりかねない」とけん制した。

 また、トランプ氏が選ばれた結果について「誰がなっても日米関係の強化につながるような方向を模索しなければいけないと思うが、選挙期間中にどれだけ具体的な政策が出てきたかというとよく分からない部分がある。そういうことも含めてこれから注視していかなければいけないだろう」と具体的な政策を注視し、対応する必要を語った。

 また「TPPの議論を無理して進めるのではなく、経済情勢、金融情勢を含めた議論の方が今国会には求められているのではないか」とも提起した。(編集担当:森高龍二)