米経済界はTPPを強く支持し期待とケリー長官

2016年11月19日 09:43

 外務省は日本次官18日午前1時40分ころから約35分間、岸田文雄外務大臣とジョン・ケリー米国国務長官と日米外相会談が行われ、TPPについて、ケリー国務長官から「我々は(TPP協定を)諦めていない旨を述べつつ、米経済界はTPPを強く支持・期待している旨の説明があった」と発表した。

 岸田外務大臣は、会談で「日本はTPP協定の今国会での承認に向け、全力を尽くす旨を述べ、自由貿易の流れを逆行させないためにも米国による早期承認が重要である旨の発言をした」としている。

 また、日米関係について「ケリー長官の任期も残り2か月と迫る中、日米の目前には待ったなしの課題がますます多いとの認識を共有した」とし「地域・国際社会の平和と繁栄に向けて日米同盟を更に強化していくことを確認した」としている。

 ケリー長官は安倍晋三総理とトランプ次期大統領との会談について「注目している」とし「よい会談になることを期待している旨の発言があった」としている。(編集担当:森高龍二)