PSAグループ、日本でクリーンディーゼル積極展開。シトロエンMPV「C4ピカソ」に搭載

2016年11月23日 09:00

Citroën_Picasso

遂にシトロエンの人気MPV「C4ピカソ」に、PSAグループ最強のクリーンディーゼル搭載車、日本上陸。価格は、5シーター372.0万円、7シーターが380.0万円

 プジョー・シトロエン・ジャポンは、シトロエンの人気7シーター&5シーターMPV「C4 PICASSO(ピカソ)」に PSA グループ最新の「クリーンディーゼルエンジンBlueHDi」を搭載した新型を来春日本導入すると発表した。同時にピカソのフェイスリフトや最新の運転支援技術を充実させた。

 搭載する「クリーンディーゼルBlueHDi 」のHDiとは、High Pressure Direct Injection(高圧直接噴射)の略だ。このパワーユニットは、CO2 排出量を約15%軽減し、燃料消費量をガソリンエンジンモデル比で約25%改善した環境性能を誇る。

 AdBlueR(尿素水溶液)式 SCR(Selective Catalytic Reduction)により窒素酸化物(NOx)を90%、DPFによりPM(微少粒子状物質)を 99.9%を除去、最新の欧州排ガス基準「Euro6」と「日本のポスト新長期規制」に適合している。

 この2リッターエンジンの最高出力は150ps、最大トルク370Nm/2000rpm の出力特性を持ち、ファミリーカーであるC4ピカソのキャラクターに最適にチューンニンクし、パフォーマンスと実用燃費の最適なバランスを図っている。日本の「エコカー減税」100%対象であり、購入費用とランニングコストに優れた経済性を持っている。

 エクステリアデザイン上、5 シーターと7シーターで区別はない。中央のダブルシェブロンから左右に流れるクロームラインは、LED ポジションランプの手前でアクセントをつけた。ヘッドライトユニット周囲にブラックのトリミングを入れ、ラジエターグリルを上下に分割し、ワイド感とプレミアム性を高めている。

 サイドビューは7シーターのみ改良、ルーフレールカラーを明るいシルバーに変え存在感を際立たせ、リアのダブルシェブロンはエンブレムの中央をブラックとして引き締まった印象と立体感を出した。装着する17インチアロイホイールも 5 シーターと7シーターで異なる。新デザインを採用した5シーター。グレーからブラックにホイールカラーを変更した7シーターとなる。

 インテリアは、ダッシュボード各部アクセントを光沢のあるブリリアントブラックに変更し全体をシックにまとめた。シートは新素材のブラック&グレーのコンビネーションシートを採用した。

 ディーゼルエンジン開発に長い歴史を持つPSAグループの最新技術が詰まった「BlueHDi」は、2013年9月から生産をスタート、すでにグローバル累計生産 100 万台を突破する。日本市場でもシトロエン C4、DS 4、プジョー308、同508など、PSA グループ3ブランド全5モデルに搭載、今年7月から導入。順調に販売を伸ばしている。

 シトロエンC4ピカソの新ディーゼル搭載モデルの価格は、5シーター372.0万円、7シーターが380.0万円となっている。(編集担当:吉田恒)