民進党の蓮舫代表は24日の記者会見で同日の参院TPP特別委員会での総理答弁に「TPP協定を批准する意義について今日はやたらと強調されていた」と語った。
蓮舫代表は「ルールが大事だからルールをしっかりと動かすというが、ルール自体が動かなくなったら、この国会での審議は何だったのかという視点で質問をした」とし「総理はたとえTPPが発効しなくてもということで、発効しない可能性に言及し始めた。他方で来年の1月20日にTPPに関して次期米国大統領のトランプ氏の考えを翻意させることができると確信しているのかという問いには確信がないということも分かった。分からないけれども進めていく。そして国会で優先的に審議してきた政治責任には言及せずということだった」と問題視した。
蓮舫代表は「TPPの審議を最優先するのではなく、長時間労働の是正や社会保障のあり方、自衛隊の救急救命強化など、すぐに実現しなければならない我々の対案の審議をしてほしい」と提起した。(編集担当:森高龍二)