負債総額1000万円以上の3月の企業倒産は1161件と前年同月に比べ22件、率にして1.8%減少したことが東京商工リサーチの調べで分かった。3月としては過去20年間で2番目に少ない件数だった。
一方、負債額は3339億円となり、前年同月比で23.5%増え、4ヶ月連続で前年同月を上回った。
倒産原因では赤字累積が重くのしかかるなど「既往のしわ寄せ」によるものが5ヶ月連続で前年同月比を上回っていた。
業種別では景気低迷を反映して飲食業で74件あったほか、広告関連業が18件、宿泊業で13件などが目立った。(編集担当:森高龍二)