安倍晋三総理は6日、アシュトン・カーター米国国防長官の表敬を受け、訪日を歓迎するとともに「オバマ大統領との間で日米同盟を強化してきた。カーター長官の功績に感謝する」と感謝の意を伝えた。
外務省によると、安倍総理は「今月末にハワイを訪問し、首脳会談を行うとともに真珠湾、アリゾナ記念館を訪れ、犠牲者を慰霊したい」旨も伝えたという。
また「二度と戦争の惨禍を繰り返してはならないとの未来に向けた決意を示し、世界に発信したい」旨を述べた。
これに対し、カーター長官からは「日米同盟はかつてなく強固であり、アジア太平洋の安全保障の礎として一層重要性を増している。オバマ大統領は安倍総理のハワイ訪問を楽しみにしており、この訪問が平和と和解へのコミットメントを示すことになると考える旨の発言があった」とした。
また、会談で安倍総理は「沖縄北部訓練場の4000ヘクタールの返還について日米の協力によって今月22日に是非実現したい旨述べたのに対し、カーター長官からも協力にコミットする旨が述べられ、双方は20年越しの課題である沖縄北部訓練場について、ヘリパッドの移設工事が順調に進んでいることを踏まえ、22日の4000ヘクタールの返還を実現するため協力していくことで一致した」としている。(編集担当:森高龍二)