自動販売機でポイント貯める企画とは

2012年04月09日 11:00

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15周年を迎えるダイドードリンコの、ポイントカード対応の自動販売機を利用したキャンペーン『CLUB DYDO』について語る同社の堀井氏

 飲料業界各社は、消費者への還元を目的に、様々な内容の企画を展開し、購買意欲を高めている。なかでも自動販売機で飲料を購入するごとにポイントが貯まるカード企画は、気軽で、誰でも簡単に参加できる点が魅力となっており、実施している企業も増えているようだ。

 例えばキリンビバレッジは、日本最大級の共通ポイントサービス「Tポイント」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブと「Tポイントサービス」導入に関して業務を提携。「Tポイント」が貯まる「Tポイント自動販売機」を2012年から首都圏エリアより順次展開している。貯まったポイントは、ファミリーマートやTSUTAYAなどのTポイント提携先で使用可能。自動販売機における「Tポイントサービス」の導入は、キリンビバレッジが初めてとなる。

 一方、ダイドードリンコは自動販売機での売上高が約90%を占めているだけあり、同社独自の企画として、ポイントカード対応の自動販売機を利用したキャンペーン『CLUB DYDO』を実施している。今年で15年目を迎えるこの企画は、ポイント数によって様々な景品が貰えるという。同社自動販売機・製品のユーザーへ感謝の気持ちを、という基本的なコンセプトは企画開始当初から一貫しており、今年は15周年を記念し「15thTHANKS! CLUB DYDO 2012」として、4月1日より来年3月31日まで全国にて展開している。

 『CLUB DYDO』の担当者であるダイドードリンコの堀井氏は、「皆様からのご好評につき15周年を迎えることができました。今年は、より一層のお客様への感謝と、『CLUB DYDO』をこれまで以上に多くの方へ利用していただきたいという思いから、製作委員会を発足し、必ず景品を”ゲッツ!”できるキャンペーンとしてより多く認知いただくために、ダンディ坂野さんを製作委員長に迎えました。ダンディ坂野さんを通じて、本キャンペーンの景品をホームページなどで紹介していきますのでご期待ください」。また、”Best Gear”、”Goods Press”、”DIME”の3大モノ系雑誌とコラボした期間限定景品も用意。各雑誌にも期間限定景品を掲載する予定で、これまでになかったこうした新しい試みも盛り込むなど趣向を凝らしている。

 ショッピングセンターや飲食店で、利用ごとにカードにポイントを貯めるというシステムは一般的に認知されているが、自動販売機を使ったポイントカードの企画もなかなか面白い。ポイントを貯めて、何と交換するのか、企業によりその内容は異なるが、各社のセンスが問われるポイントである事も確かである。