世界の39%の人が月に1回以上の頻度でボランティア活動

2016年12月10日 11:43

 GfKは17カ国、2万2,000人に対しボランティア活動などの人の手助けを行う頻度を調査し、結果を発表した。

 まず、ボランティアなどの人助けをどれくらいの頻度で行っているか、GfKは世界17カ国の2万2,000名に尋ねた。その結果、 グローバルでは39%の人が月に1回以上の頻度でボランティアなどの人の手助けをしていると回答した。詳細をみると、ほぼ毎日とした人が4%、少なくとも週に1回が14%、少なくとも月に1回が21%となった。なお、月に1回以上の頻度で人の手助けをしている割合を男女別にみると、男性が40%、女性が38%と男性の方がやや高いという結果になった。また、年代別では最も高かったのは20歳代で47%に達したという。

 国別にみると、月に1回以上の頻度でボランティアなどの人の手助けをしているとの回答が最も多かった国はメキシコで49%、次いでアメリカ合衆国(46%)、オランダ(45%)となった。また、日本ではこの割合はわずか13%にとどまった。

 どのような行動を人の手助けと捉えるかは、国、文化、人によっても大きく異なるため、調査結果は実際に人助けをしているか否かの基準とはならないが、グローバルで活動する慈善団体にとっては、ボランティアのリクルートチャンスがどこにあるかを測るのに役立つとしている。

 日本の詳細をみると、月に1回以上の頻度でボランティアなどの人の手助けをしているとした割合は女性が14%で、男性を2%上上回った。また、年代別では15-19歳が20%で最も高く、20歳代が18%でこれに続くという結果になった。(編集担当:慶尾六郎)