日産自動車は、同社軽自動車のスーパーハイトワゴン「日産デイズルークス」のマイナーチェンジを発表した。
「日産デイズ ルークス」は、スーパーハイト系ワゴンのユーザーの強い要望である室内の広さと使い勝手を両立したパッケージングを実現したモデルだ。従来から使い勝手の良いオートスライドドアを採用するなど、顧客から高い好評を得た軽自動車だ。
また、同車の「エマージェンシーブレーキ」「アラウンドビューモニター」搭載車は、平成27年度自動車アセスメント(JNCAP)の予防安全性能評価で、最高評価となる「先進安全車プラス(ASV+)」を獲得した。また、平成27年度からの新規評価項目「後方視界情報提供装置」にも対応し、その高い安全性能が実証されている。
今回のマイナーチェンジで、新しいエクステリアデザインを獲得した。「日産デイズルークス・ハイウェイスター」は、日産車に共通する新しいVモーショングリルと大胆な開口デザインのバンパーにより、プレミアム感と存在感を強調した。
「日産デイズ ルークス」は、Vモーションをモチーフとしたワイドなグリルで、エレガントな日産らしさを主張。インテリアは、新たなシート表皮に加え、質感を向上した特別なインテリア、「プレミアムグラデーションインテリア」を新設定する。高級感のあるダイヤキルティングパターンのグラデーションクロスと合皮のコンビシートを採用し、汚れを簡単に拭き取ることが可能となった。あわせて明るいカラーのインテリアに乗りたい主婦のニーズにも応える。
ボディカラーは、新しい5種類のバリエーションを含む20種類におよぶ多彩なボディカラーバリエーションを用意。色彩にこだわるセンス豊かな顧客の選択の幅を広げた。
機能面では、先行車や対向車のライトを認識し、ハイビームとロービームを自動で切り替える「ハイビームアシスト」を採用した。これにより、対向車とのすれ違い時などにロービームへの切り替え忘れを防ぐだけでなく、ハイビーム走行が増えることで前方の歩行者や道路状況をいち早く視認することが可能になる。一部グレードには、高速走行時の疲労を軽減する「クルーズコントロール」を標準装備した。
内装の装備充実もニュースと言える。「ナノイー搭載リヤシーリングファン」と「スピード消臭シート」を軽自動車として初採用。「高性能エアコンフィルター(花粉・黄砂・PM2.5対応タイプ)」を搭載し、車室全体にきれいな空気を循環させることを可能とした。
加えて、炎天下での室温上昇を抑制する「断熱ルーフ」、強い日射しの赤外線による肌のジリジリ感を抑制する「IR(赤外線)カットガラス」、冬の始動時も室温の上昇を早める「運転席ヒーター付シート&PTC素子ヒーター&リヤヒーターダクトを採用しており、後席を含め、快適に過ごせる室内空間を実現した。
「日産デイズルークス」の2WD車は、平成27年度燃費基準 5%達成/平成17年基準排出ガス75%低減レベルとなり、自動車取得税は20%減税、自動車重量税は25%減税となる。価格は2WD車のNAバージョンが130.68万円から、ターボバージョンが166.104万円から。(編集担当:吉田恒)