日産の5ナンバーミニバン「セレナ」が特定非営利活動法人(NPO)「日本自動車研究者・ジャーナリスト会議(RJC)」が主催する「2017年RJCカーオブザイヤー」を受賞した。
併せて同車に搭載された自動運転技術「プロパイロット」が、「2017年RJCテクノロジーオブザイヤー」を受賞した。両賞の同時受賞はミニバンとしては国内初となる。
2017年次「RJCカーオブザイヤー」の最終選考会は、11月15日に実施され、即日投開票が行われた。「RJCカーオブザイヤ―」および「RJCテクノロジーオブザイヤー」の受賞理由についてRJC選考委員会からはそれぞれ、「足先の動きでサイドドアが開閉できる「ハンズフリースライドドア」、バックドアの上部だけの開閉もできる「デュアルバックドア」、2列目のシートを横スライドさせて3列目シートへの乗降性を大きく向上させたアイデアなど、ミニバンとしての利便性を徹底的に追求すると同時に、“レベル2の自動運転サポート技術”を比較的リーズナブルな価格で実現したことを高く評価した」としている。
加えて、「同一車線自動運転技術として、高速道路でアクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御、単調な渋滞走行と長時間の巡航走行において、ドライバーの負担を大幅に軽減した。レベル2の自動運転サポート技術搭載は、ミニバンとしては世界初であり、将来の本格自動運転への過程の技術として意義深く、しかも低価格でこれを実現したことを高く評価した」とのコメントがあったという。
日産セレナは、この8月のフルモデルチェンジ以降、室内の広さや使い勝手、運転席から3列目シートに乗る人まで、すべての人が楽しく快適に移動できるミニバンとしてユーザーの高い評価を得ている。
また、自動運転技術「プロパイロット」は、高速道路の渋滞走行や長時間の巡航走行時に感じていたストレスを大幅に低減し、これまで以上に家族全員でロングドライブを楽しめるミニバンを実現した。高評価は販売にもつながり、8月の発売開始後3万台を超える受注を記録している。(編集担当:吉田恒)