少女像巡り韓国で警察・行政と市民団体に軋轢

2016年12月28日 22:46

 聯合ニュースは28日、慰安婦を象徴する少女像の設置を巡り、韓国各地で軋轢(あつれき)が深まっていると報じた。従前から問題になっていた釜山市では28日、「市民団体が少女像を日本総領事館前に奇襲的に重機で設置。撤去しようとする警察とにらみ合う事態となった」としている。

 報道では「管轄自治体は設置に反対の姿勢を示してきたが、団体側は『韓国への慰安婦少女像の設置を行政機関が阻むとは、実にばかげたこと。日本政府の顔色をうかがっている』と批判する」と声を伝えた。

 また「忠清南道舒川郡でも自治体と地元団体が少女像の設置場所をめぐり対立している」とし「市民の参加で製作された少女像は公共施設が集まる場所にある広場への設置が認められず、この広場の一角に一時的に置かれている」状態だとした。報道では現在、韓国国内の36カ所に少女像が設置されているとしている。

 慰安婦を巡っては昨年12月28日に日韓外相会談で『最終的かつ不可逆的解決』として最終合意し、これに基づき、日本は韓国が設立した被害者支援財団『和解・癒やし財団』を中心に被害者の尊厳回復、傷の癒やしなどへ取り組むための費用に10億円を拠出した。生存している被害者46人中34人が支援受け入れを表明しているという。(編集担当:森高龍二)