日韓外相会談での合意、さらに両国首脳による合意確認により、昨年12月28日の慰安婦問題を巡る日韓間の最終合意を前に、韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官が27日の定例会見で「(合意は)忠実に履行されている」としたことを聯合ニュースが27日午後の電子版で報じた。
また趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官は「和解・癒やし財団を中心に被害者の尊厳回復や傷の癒やしが早急に行われるよう、引き続き最善の努力を尽くす、と述べた」と報じた。
また、聯合ニュースは「尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が合意に反対している被害者と面会する可能性については『(慰安婦被害者たちが暮らしている)施設に行く計画は聞いていない』が『適切な機会が訪れれば(施設に)行くと理解している』と述べた」ことも伝えている。
菅義偉官房長官は27日の記者会見で、昨年12月の日韓合意について「岸田文雄外務大臣と尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官が両国のみならず、世界に向けて明確に約束したことであり、責任を持って両国が実施することが極めて大事」とした。(編集担当:森高龍二)