政府 3兆6千億円規模の一般会計暫定予算提出

2012年03月30日 11:00

 政府は29日、24年度予算の年度内成立が難しいことを受け、24年度暫定予算案を臨時閣議で決定し、国会に提出した。一般会計の歳出総額は3兆6105億円規模になった。30日成立の見込み。暫定予算の期間は4月1日から6日までとしている。

 一般会計の中身では生活保護費(1208億3739万8000円)や社会福祉費(974億1991万1000円)など社会保障関係費に2187億円を充てたほか、防衛関係費に145億円、文教・科学振興費に19億円、地方交付税交付金などの関係費に3兆1877億円、公共事業関係費に10億円、恩給関係費に1467億円、中小企業対策費に4000万円、エネルギー対策費に3000万円、経済協力費に9億円などを充てた。

 政府は今回の予算内容について「期間中の経常経費など、行政運営上必要最小限の金額を計上した」としている。また、藤村修官房長官は「24年度予算の出来るだけ早期の成立に向けて努力していきたい」とした。(編集担当:福角忠夫)