2月からインド人学生対象にビザ緩和措置実施

2017年01月18日 08:23

 菅義偉官房長官は16日、インド人学生に対するビザ緩和措置を2月1日から実施すると発表した。

 安倍晋三総理がインドから日本への観光促進を図るとして、昨年11月、モディ・インド首相訪日時に緩和を発表していた。

 具体的には一次有効の短期滞在ビザの申請には「経済力が確認できる書類」が現行では必要だが、インドの大学や大学院に所属する学生、卒業から3年以内の卒業生が観光目的などで訪日する場合にはこの書類の代わりに「大学等の在学証明書または卒業証明書」で良いようにする。

 菅官房長官は「今回の緩和措置で日本とインドの若年層の人的交流が一層促進されることを期待している」と話した。

 外務省が委託した調査でインドの18歳以上の国民有識者1701人、一般層535人を対象に昨年1月から3月にかけて実施した個別面接による対日世論調査ではG20諸国から「最も信頼できる国」についての回答で、日本が46%と1位となり、2位のロシア(23%)、3位のアメリカ(14%)を大きく引き離していた。また、日本とインドの関係について「友好」とした回答が95%(友好53%、どちらかといえば友好42%)に上った。日本人に対する印象では「勤勉」「礼儀正しい」「能率的な経営慣行」が上位を占めた。(編集担当:森高龍二)