シルバー人材・就労の期間制限 見直しを検討

2012年03月28日 11:00

 小宮山洋子厚生労働大臣は27日開かれた参議院厚生労働委員会で、高齢者が年金収入の補填も含め、生きがいを持って働けるよう、シルバー人材センターで働く場合の「期間制限のあり方について、必要な見直しの検討を行う」考えを示した。

 小宮山厚生労働大臣は「(シルバー人材センターから派遣され、仕事先で)一生懸命働いて、いろんな繋がりができたのに(期間制限が弊害になっている)との声も受け賜っている」とし、期間制限について見直しの必要性を語った。

 シルバー人材センターでは臨時的、短期的、軽易な業務に関して高齢者を就業させる一般労働者派遣事業を行っているが、期間制限が弊害になっているとの声があり、石井みどり議員(自民党)が改善を図るよう小宮山厚生労働大臣に質した。(編集担当:福角忠夫)