内閣府が全国18歳以上の日本国籍を有する3000人を対象に「政府広報」についての世論調査を行った結果、1899人が回答し、政府広報で取り上げてほしい分野では特に「医療・年金・介護」の分野への希望が78%と2番目に多かった「防災」(39.4%)に比べてもほぼ2倍に上った。
高齢化や少子化が医療、介護、年金への関心の高さを際立たせた格好。調査は昨年12月に個別面接聴取で実施。テレビ・ラジオ・新聞・ネットなどで政府広報を見たり、聴いたりしたことがあるかでは、あるが48.1%、ないが51.9%だった。
見たり聴いたりしたことがあると答えた人に、その情報を得た媒体を聴くと、テレビが78.9%、新聞が51.5%、スマホやパソコンは16%前後だった。
どの媒体で政府広報を提供してほしか、ではテレビが74.4%と最も多く、ついで新聞(43.3%)、スマホ(34%)、パソコン(21.2%)、ラジオ(14%)となった。
取り上げてほしい分野では「医療・年金・介護」情報で78%。「防災」が39.4%、「教育・子育て」が35.2%と続いた。「景気・経済対策」は34.9%、「雇用・労働」は29.9%、「防衛・安全保障」は23.2%、「外交・国際協力」は14.9%、「エネルギー」は14.5%だった。(編集担当:森高龍二)