2017年1月新車販売で異変。登録車ワンツーは日産車。評価された電動化と自動運転

2017年02月07日 16:48

Nissan_e-Power

シリーズ型ハイブリッドシステム“e-POWER”搭載のスポーツモデル「日産ノートe-POWER NISMO」

 国内新車販売ランキングにちょっとした変化が起きている。全国軽自動車協会連合会(全軽自協)と日本自動車販売協会連合会(自販連)の発表による、2017年1月の新車販売結果を列記する。

 ■2017年1月車名別販売台数(カッコ内前年同月比)

 1)ホンダN-BOX     17,640台(128.3%)
 2)日産ノート      14,113台(169.3%)
 3)ダイハツ・タント   13,160台(127.8%)
 4)ダイハツ・ムーヴ   11,624台( 99.4%)
 5)日産デイズ      11,363台( 99.4%)
 6)日産セレナ      11,179台(194.8%)
 7)トヨタ・プリウス    9,883台( 47.0%)
 8)トヨタC-HR      9,144台(000.0%) 
 9)トヨタ・シエンタ    9108台( 92.8%)
 10)ホンダ・フリード    9,029台(295.0%)
 11)スズキ・アルト     8,683台(126.1%)
 12)トヨタ・アクア     8,225台( 64.7%)
 13)スズキ・ハスラー    8,044台(128.1%)
 14)スズキ・スペーシア   7,835台(130.1%)
 15)ホンダN-WGN     6,803台(103.8%)
 16)トヨタ・ヴォクシー   6,412台( 95.7%)
 17)トヨタ・ルーミー    6,281台(000.0%)
 18)ホンダ・フィット    6,280台( 86.1%)
 19)スバル・インプレッサ  6.227台(160.3%)
 20)ホンダ・ヴェゼル    6,013台(107.7%)

 相変わらずホンダN-BOXの強さが目立つが、トヨタ・ハイブリッド軍団がベスト5から陥落した。と、言うかトヨタ車最高位が7位という状況は、ここ数年見たことが無い。なかでもC-HRに喰われた恰好でプリウスが前年の半数以下となったのが目立つ。C-HRの販売台数を加えても昨年のプリウスに届かないのだ。

 一方、昨年秋にシリーズ型ハイブリッド車のe-POWERをラインアップに加えた日産ノートが前年比169.3%で登録車トップに立った。そして、登録車2位も日産のミニバン、セレナだ。これは、2ステージ自動運転「プロパイロット」が好評の証か。

 まさに、日産が推し進めるインテリジェントモビリティ、電動化と知能化の取り組みが高く評価されたようだ。かつての日産のキャッチコピー「技術の日産」の面目躍如か。

 登録車販売ランキングで、日産車が1位と2位を同時に獲得するのは、1984年9月の1位「サニー」、2位「ブルーバード」以来、32年ぶり。(編集担当:吉田恒)