国内新車販売ランキングにちょっとした変化が起きている。全国軽自動車協会連合会(全軽自協)と日本自動車販売協会連合会(自販連)の発表による、2017年1月の新車販売結果を列記する。
■2017年1月車名別販売台数(カッコ内前年同月比)
1)ホンダN-BOX 17,640台(128.3%)
2)日産ノート 14,113台(169.3%)
3)ダイハツ・タント 13,160台(127.8%)
4)ダイハツ・ムーヴ 11,624台( 99.4%)
5)日産デイズ 11,363台( 99.4%)
6)日産セレナ 11,179台(194.8%)
7)トヨタ・プリウス 9,883台( 47.0%)
8)トヨタC-HR 9,144台(000.0%)
9)トヨタ・シエンタ 9108台( 92.8%)
10)ホンダ・フリード 9,029台(295.0%)
11)スズキ・アルト 8,683台(126.1%)
12)トヨタ・アクア 8,225台( 64.7%)
13)スズキ・ハスラー 8,044台(128.1%)
14)スズキ・スペーシア 7,835台(130.1%)
15)ホンダN-WGN 6,803台(103.8%)
16)トヨタ・ヴォクシー 6,412台( 95.7%)
17)トヨタ・ルーミー 6,281台(000.0%)
18)ホンダ・フィット 6,280台( 86.1%)
19)スバル・インプレッサ 6.227台(160.3%)
20)ホンダ・ヴェゼル 6,013台(107.7%)
相変わらずホンダN-BOXの強さが目立つが、トヨタ・ハイブリッド軍団がベスト5から陥落した。と、言うかトヨタ車最高位が7位という状況は、ここ数年見たことが無い。なかでもC-HRに喰われた恰好でプリウスが前年の半数以下となったのが目立つ。C-HRの販売台数を加えても昨年のプリウスに届かないのだ。
一方、昨年秋にシリーズ型ハイブリッド車のe-POWERをラインアップに加えた日産ノートが前年比169.3%で登録車トップに立った。そして、登録車2位も日産のミニバン、セレナだ。これは、2ステージ自動運転「プロパイロット」が好評の証か。
まさに、日産が推し進めるインテリジェントモビリティ、電動化と知能化の取り組みが高く評価されたようだ。かつての日産のキャッチコピー「技術の日産」の面目躍如か。
登録車販売ランキングで、日産車が1位と2位を同時に獲得するのは、1984年9月の1位「サニー」、2位「ブルーバード」以来、32年ぶり。(編集担当:吉田恒)