日米両首脳とも危機管理に脇甘すぎと野田前総理

2017年02月21日 08:08

 野田佳彦前総理(民進党幹事長)は北朝鮮が弾道ミサイルを発射したことを受けての安倍晋三総理とトランプ米大統領の両首脳の初動対応のまずさを20日のブログで指摘した。

 まずいと指摘したのは、両国首脳が南部フロリダ州パームビーチのレストランで夕食を共にした際「一般客の目の前で北朝鮮のミサイル発射への対応を協議していたことが明らかになった」うえ「レストランにいたとみられる人物のフェイスブックに、安倍総理の前にかざされた文書を米側スタッフが携帯電話のライトで照らし、日本政府関係者がそれをのぞき込んでいる写真が掲載された」こと。

 おまけに「慌てているのを見るのは面白い」と書き込みもあったという。野田前総理は「驚くべきことに、核のフットボール(大統領が核攻撃を承認する際に使うブリーフケース)を持つ担当者までもが撮影され、投稿されていた」という。

 この状況に対し「なぜ個室で食事をとらなかったのか。ミサイル発射の第1報が入った時、なぜ別の場所に移ろうとしなかったのか。日米両首脳ともに危機管理、情報管理の両面において脇が甘過ぎたと言わざるを得ません」と注意を促した。(編集担当:森高龍二)