換金性著しく高い返礼品を対象外に感謝と総務相

2017年03月05日 11:11

高市早苗総務大臣は3日の記者会見で「ふるさと納税」の返礼品の在り方について「ふるさと納税の税制の中には組み込まれていないものだ」としたうえで「過熱する返礼品競争の中で、制度本来の趣旨そのものが歪められているのではないかという危機感を持っていた」と語った。

 そのうえで「今般、『ふるさと納税』のポータルサイトを運営する事業者が独自に掲載基準を厳格化し『換金性が著しく高い返礼品』などを掲載の対象外とするといった取り組みをいただき、大変感謝している」と評価した。

 高市大臣は「換金性の著しく高い返礼品を対象外にしたことは、ふるさと納税制度を健全に発展させていくことを考えると、とても好ましいものと受け止めている」と述べた。

 この日の会見で、高市大臣は記者団から、学校法人森友学園による政治家への働きかけが国会議論で焦点になっているが、籠池泰典学園理事長夫妻との面識があるか、過去に政治献金とか、資金提供の申し出などあったかと聞かれ「籠池理事長夫妻との面識はない。政治献金や資金提供の申し出を受けたこともない」と答えた。(編集担当:森高龍二)