レクサスのフラッグシップ・クーペ「レクサスLC」が発売、V8・NA版とハイブリッド版

2017年03月17日 07:29

LEXUS_LC

写真はLC500 Sパッケージ車、ボディ色はラディアントレッドコントラストレイヤリングで、価格1400万円

 レクサスからフラッグシップ・クーペとなる「レクサスLC」が発売された。新型レクサスLCは、今後のレクサスブランドのFRラインアップに展開されるGA-Lプラットフォームやマルチステージハイブリッドシステム、Direct Shift-10ATなど、最先端技術の採用に加え、徹底的な作り込みによって、独創的なデザインや、すっきりと奥深い走りを実現している。

 エクステリアは、2012年にデトロイトモーターショーで発表したコンセプトカーLF-LCの革新的なデザインをモチーフに、新開発プラットフォームによる骨格を活かし、走行性能とデザインが調和した独創的なデザインへと昇華させている。

 低重心、低い全高とワイドな全幅でアグレッシブなスタンスを実現。四隅のタイヤを強調する張り出した前後のフェンダー、抑揚ある立体構成でクーペとしての俊敏さを表現したという。さらに、各部位の表面は艶やかな曲面とシャープなラインで構成され、ラグジュアリークーペらしいエレガントなイメージを強調している。

 フロントにはレクサスの象徴であるスピンドルグリル、超小型3連LEDヘッドランプユニットと、L字型に発光するLEDクリアランスランプを配する。リア回りは、テールランプ外側から縦下方向に伸びたターンシグナルランプや、マフラーディフューザー左右下端に配置して重心の低さとワイド感を強調した。

 パワートレーンは、5リッターV型8気筒2UR-GSEエンジンとV型6気筒3.5リッターエンジンに走行用モーターを組み合わせたマルチステージハイブリッドシステムとした。どちらも10段オートマティックを組み合わせるが、ハイブリッド車に多段ミッションを組み合わせたのがニュースか。10段の変速制御で、あらゆる走行シーンにおいて、ドライバーの意図に忠実なエンジン回転数の変化や応答性の良いモーターアシストを可能とし、アクセル操作に連動したダイレクトな加速フィーリングを実現。エンジン回転と加速感がマッチした、ダイナミックな走りを生み出す新しいハイブリッドシステムとなったという。

先進予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を全車標準装備。歩行者検知機能付衝突回避支援タイプ「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱による事故の予防に貢献する「レーンキーピングアシスト」、夜間歩行者の早期発見に寄与しロー・ハイビームを自動で切り替える「オートマチックハイビーム」、そして設定車速内で先行車の車速に合わせて速度を調節することで一定の車間距離を保ちながら追従走行できる「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」をパッケージ化し搭載。高い認識性能と信頼性を両立し、多面的な安全運転支援を可能にしている。

 V8エンジン搭載車の「LC500」の価格は1300万円?1400万円。ハイブリッド車の「LC500h」は1350万円から1450万円となっている。(編集担当:吉田恒)