韓日合意の着実な履行は韓国政府の立場と報道官

2017年04月04日 18:09

 韓国・聯合ニュースは4日夕の電子版で、日本政府が長嶺安政駐韓大使を帰任させたことについて、韓国外交部の趙俊赫(チョ・ジュンヒョク)報道官の話として「韓日外交当局間の事前協議は『なかった』とし、『日本政府が韓日関係の重要性や北核問題での協力の必要性などを全般的に勘案し、判断したと承知している』と伝えた」と報じた。

 そのうえで「両国間で緊密なコミュニケーションが図られると期待する。また両国は重要な隣国であり、協力する事案が多い」と述べたと報じた。

 また、長嶺駐韓大使が黄教安(ファン・ギョアン)大統領権限代行首相と面会するかどうかについては「さまざまな状況を総合的に判断して決定する」と答えた、と報じた。

 また、慰安婦問題について「2015年末の韓日合意を着実に履行するという韓国政府の立場を重ねて示した」とし「重要なことは全ての当事者が合意の精神と趣旨を尊重することだと指摘した」と伝えた。(編集担当:森高龍二)