あらゆる事態に対応できる体制構築は政府の責任

2017年04月16日 10:27

 石破茂元防衛大臣は14日のブログで、朝鮮半島情勢がにわかに緊迫しているとし「想像力の限りを尽くしてあらゆる事態に対応できる体制を構築しておくことが政府の国民に対する責任」と書き込んだ。

 石破元防衛大臣は北朝鮮に対して「懲罰的・報復的抑止力が十分に機能しない、想像を絶する独裁体制の国」としたうえで、朝鮮半島情勢について「予想もしない展開となることを覚悟しなくてはならないし、想像力の限りを尽くしてあらゆる事態に対応できる体制を構築しておくことが政府の国民に対する責任」とした。

対応例示として「ミサイル防衛の実効性向上、在外邦人退避、日本国内におけるテロ対応、武装難民を含むかもしれない流入難民対策等々、法律・装備・人員・運用すべての面にわたって可能な限りの手立てを尽くすことは当然」とした。

石破元防衛大臣は「あらゆる事態を想定し、心配して心配して対応を考え、結果として『ああ、何もなくてよかった』と言えることが危機管理の基本であることを改めて痛感している」としている。(編集担当:森高龍二)