一帯一路は環太平洋の自由公正な経済圏に融合

2017年06月06日 15:50

 安倍晋三総理は5日開かれた国際交流会議「アジアの未来」晩餐会でスピーチし、中国の一帯一路構想(シルクロード経済圏構想)に「洋の東西、そして、その間にある多様な地域を結びつけるポテンシャルをもった構想」と評価した。

 安倍総理は「国際社会の共通の考え方を十分に取り入れることで、一帯一路の構想は、環太平洋の自由で公正な経済圏に良質な形で融合していく、そして、地域と世界の平和と繁栄に貢献していくことを期待している」と述べ「日本はこうした観点からの協力をしていきたい」と語った。

 また「インフラについては国際社会で広く共有されている考え方がある」とし「万人が利用できるよう開かれており、透明で公正な調達によって整備されることが重要」とした。

また「プロジェクトに経済性があり、借入れをして整備する国にとって、債務が返済可能で、財政の健全性が損なわれないことが不可欠である」と語った。(編集担当:森高龍二)