帝国データバンクが菓子メーカーの経営実態調査を始めて行った。その結果、2010年度の売上高が1000億円以上の事業所は6社だったものの、2009年度と2010年度の損益が判明した402社のうち、79.9%にあたる321社が「2期連続して黒字になっている」など収益状況が堅調な企業が多数を占めることが分かった。
これは2010年度の売上高が判明した菓子メーカー494社を対象に売上高の推移、規模別比較、損益状況、地域別などで分析したもの。
それによると、3期連続で売上が判明している467社の2010年度の総売上高は2兆8756億円と前年度に比べ0.2%の微増した。
また、業歴別に見ると100年以上の事業所が77社、50年以上100年未満が216社と菓子製造業界では老舗企業が多いことも改めて浮き彫りになっていた。(編集担当:福角忠夫)