都民は安倍政権にノーの意思を示したと野田氏

2017年07月03日 15:45

 民進党の野田佳彦幹事長は3日の記者会見で、都議会議員選挙の結果を振り返り「通常国会での自民党の強権的な国会運営、国会閉会後の稲田朋美防衛大臣や自民党議員の発言などで、国政での自民党政権のおごり、隠ぺい、権力の私物化などが大きなテーマになったと感じている」としたうえで「都民は明確に、安倍政権にノーという意思を示した」と指摘した。

 一方、民進党も都議会で議席を2つ減らし5議席になったが「都民ファーストが都民の怒りの受け皿になり、民進党としての存在感を示せなかった」ことが要因とした。

 野田幹事長は「共謀罪や森友、加計疑惑などで民進党が政府・与党の問題点を明らかにして攻め込んでいったことが安倍政権への不信任、ノーという意思表示につながった自負はあるが、都議選の中では残念ながら存在感を示すことをできなかった」と述べた。

 また、一連の疑惑解明のため、改めて臨時国会の早期召集を強く求めていくとした。野田幹事長は3日夕にも野党4党の幹事長・書記局長会談を開き、改めて早期に臨時国会召集を要求することを確認したい考えを語った。(編集担当:森高龍二)