内閣として疑念には説明進めていくべき 総務相

2017年07月05日 15:47

 高市早苗総務大臣は4日の記者会見で、2日実施された都議会選挙で自民党が歴史的大敗を期した結果について「政権に緩みがあるのではないかとの厳しい御批判を真摯に受け止めている」とし「こつこつ真面目に働いてこられた自民党都議が、国政に関する批判の影響を受け、残念な結果に終わったことは誠に申し訳なく思う」と語った。

 そのうえで、高市総務大臣は「国民の皆様が知りたいと思っておられること、疑念を持っておられることについては、内閣として、できるだけ丁寧に、しっかりと説明を進めていくべきであろうと考えている」とした。

 学校法人加計学園への獣医学部新設を巡る疑惑はじめも学校法人森友学園への国有地払い下げに伴う8億円の値引き疑惑、都議選自民党候補応援での稲田朋美防衛大臣の「防衛省・自衛隊・防衛大臣としても」と、地位利用の疑義が生じた発言(4時間後に発言撤回)など、払拭されないままになっている。

 10日には前川喜平・前文部科学事務次官を参考人招致し、衆院文部科学委員会・内閣委員会連合審査会を開くことが決まったが、森友問題・加計学園疑惑ともに総理や総理夫人がかかわり深い中、総理出席の下での閉会中審査とともに、早期の臨時国会召集により、国民への丁寧な説明が求められている。(編集担当:森高龍二)