麻生氏発言に「こういうセンスで外交できるの」

2017年08月31日 06:38

 麻生太郎副総理は自身が会長をつとめる麻生派研修会で「動機は問わない。問題は結果を出してもらわないといけない。結果が大事。いくら動機が正しくても、何百万人殺したヒトラーは、いくら動機が正しくても駄目なんだ」と発言し、後に撤回したものの、野党からは、批判が相次いでいる。動機は正しいとも受け取れる発言内容だったからだ。

 自由党の小沢一郎代表は「副総理『ヒトラーは動機が正しくても駄目』。御丁寧に動機自体は正しいと二回繰り返している」と指摘し「ヒトラーの動機とは自民族優越主義と反ユダヤ主義」と苦言。

 加えて、小沢代表は「前は(麻生副総理は)憲法改正はナチスの手法に学べと言っていた。こういうセンスで外交なんてできるのか?国際社会で不名誉な地位を占めることだけは避けないといけない」とツイッターに書き込んだ。

 日本共産党の志位和夫委員長は「この発言は一体どういうこと? 『動機』が邪悪だったからこそ、『ホロコースト』など恐るべき残虐な『結果』が引き起こされたのでは? そういう世界史のABCの理解もないのか?」と嘆いた。

 社会民主党の又市征治幹事長は「発言撤回ですまされない妄言。アーリア人優位の人種差別主義やユダヤ人排斥・絶滅政策は正しかったが、手法が駄目だったとでもいうのか。負の歴史に関する無理解にあきれるばかり。国際的にも問題を生じさせかねない」と指摘。「閣僚および議員の職を辞すよう求める」との談話を発表した。(編集担当:森高龍二)