民進党の前原誠司代表は7日、党執行部役員とともに連合を訪ね、「働く者、納税者、生活者の立場で政治を行っていく」と党の立ち位置を示すとともに「自民党に代わる選択肢をしっかり示す」と決意を伝えた。神津里季生連合会長は「党運営を全員野球で進めてほしい」「連合との連携を密にしたいのでお願いしたい」と語った。
神津連合会長は2点について特に期待するとして「民進党の政策・理念を国民に分かりやすく打ち出して頂くことに期待している。また、北朝鮮に対する不安をどうやって解消していくのか、(政府の)安全保障の足らざる点を指摘いただき、改善に資して頂きたい」と述べた。
また神津会長は働き方改革について、高度プロフェッショナル制度創設などを含む労基法改正案を政府が国会に提出する準備を進めていることに「我々の求めているものとは、どう考えても方向が違う」と指摘し、連合としては「これまで以上に民進党と連携を密にしたい」と問題対応で連携を深めていきたいとした。
神津会長は次に「民進党は全員野球で党運営を進めていただきたい」と要請。「様々な問題があるが、是非、それを乗り越えて、建設的な意見は受け止め、会話を重視して頂いて、全員野球で」と念押しした。(編集担当:森高龍二)