日本列島海に沈めなければ、威嚇に菅氏言語道断

2017年09月15日 07:40

 菅義偉官房長官は14日の記者会見で、北朝鮮の朝鮮アジア太平洋平和委員会が「米国の制裁騒動に日本は便乗した」として「日本列島4島を核爆弾で海に沈めなければならない」などと威嚇していることについて「極めて挑発的内容で、言語道断。地域の緊張を著しく高めるものだ。容認できるものではない」と語った。

 そのうえで、菅官房長官は「北朝鮮が今のままの道を進んでいけば、世界からますます孤立し、明るい未来を開くことができない」と警鐘を鳴らした。

 菅官房長官は「国際社会が連携し、北朝鮮に圧力をかけ、政策を変えさせなければならない。強固な日米同盟の下、緊張感を持って、国民の安全、安心を守るために万全の態勢で臨む」とした。

 朝鮮アジア太平洋平和委員会は声明で「日本の領土上空を飛び越える、われわれの大陸間弾道ミサイルを見ても正気を取り戻さない日本人を叩きのめさなければならない」としている。さきのミサイル発射が日本全体を射程圏内におさめているとの威嚇発射であったとうかがわせる内容になっていた。(編集担当:森高龍二)