民進党は19日開いた常任委員会で離党届を提出していた鈴木義弘、笠浩史、後藤祐一の各衆院議員について、これを受理せず、党規約、党倫理規則に抵触する重大な反党行為として「除籍処分」にするとした。このうち、比例代表(比例北関東)で議員資格を得ている鈴木議員に対しては議員辞職を勧告する。
前原誠司代表は常任委員会あいさつで「6月22日から野党4党ずっと憲法53条に基づく臨時国会召集を求めてきたが、無視され続け、ようやく国会を開くということになれば、審議をまったくせずに冒頭解散という状況になっている」と批判。
前原代表は「10月には森友の会計検査院の結果報告、加計学園の大学設置審の結果報告が待ち構えている中、こういう森友、加計問題の議論を国会でしたくないという総理のまさに『敵前逃亡』、『自己保身』、『疑惑隠し』の解散と言わざるをえない」と指摘した。
そのうえで「総選挙になれば、一致結束し(みんながみんなのために、という)われわれの思いをしっかり有権者に届けるために尽力してほしい」と呼びかけた。(編集担当:森高龍二)